2013年8月23日金曜日

テクプリ〜IDOL, LIFE GOSE ON〜

以前、ある著名人が、


閉店する演芸場に行列するお客さんの報道に対して、

「このお客さん達が、いつも来なかったから潰れるわけで、
もっともらしい顔で、残念がるくらいなら、
もっと来てくれてれば良かったんだ」

…というような意味の事を言っていました。



「確かにそうだな」と思いました。


そして、

アイドルクラスタでも同じだな…とも思いました。



TIF2013 の二日目。
テクプリのラストライブ。


私は、
寂しさよりも悔しかった。


悔しかったです。


理由は簡単です。


テクプリが、
「いい感じのグループ」だったから

なぜ、
解散する日に知ってしまったのかなぁ…。


テクプリのメンバーは4人。
今回卒業を表明されたリーダーのRIKAさん、
そして、RIOさん、YUKINOさん、 MOMOKAさん。



RIOさんは、
特に浮世離れした存在感がありました。


それもそのはずでした。
2011年のミス・ヤングチャンピオンだったのですね。


ネットの世界には、RIOさん(菅原梨央さん)のDVDなどの
ほかに美し写真が沢山ありました。

 




TIF2013。

テクプリのラストライブの次がアイドリング!!!の新メンバー発表だった関係で、
私は、早々に会場にいました。


もちろん、
「こっちは解散、こっちは新メンバー加入」
ですから、なんとも言えない気持ちではありました…。


同行していた友人からの情報で、
テクプリがラストライブという事が分かり、
テクプリのファンの方と場所を交換したりしました。



テクプリのステージが始まりました。


どうしても、湿っぽくなるのは仕方のない話です。


良いパフォーマンスでした。


テクプリの良さは、きっと
「正統派アイドル然とした楽曲」と「分かりやすい振り付け」
にあるのかなと思いました。

振り付けも、決してハード・テクニカル系ではありませんが、
可愛らしくて、良さはわかりました。


この毒のない楽曲の雰囲気が、
メンバーの皆さんのライブ中の

どこか照れたような、そして、寂しいさの入り混じった表情を

とても印象深いものにしていて、見入ってました。



「解散」というのは、
もちろん寂しく思いましたが、

メモリアルな場面に立ち会える事に感謝しながら、

私も、一緒に盛り上がり、声援を贈らせていただきました。



ライブの終わりが近づき、ひとりずつの挨拶の場面。


涙、涙、涙…です。


泣いてしゃべることができなくなって、
それを気づかってフォローし合う様子が、

メンバーの皆さんが、
今まで互いに支え合いながらテクプリというグループを
頑張って来た事が伝わって来ましたし、

こちらの涙を誘いました。


夢と現実と、沢山の人の想い。自己顕示欲…。


ファンがどんなに頑張っても
叶えられないこともあるかもしれません。


そもそも、

ファンにはそんな義務はありませんから、

「ただの商品」として、

アイドルを消費してればいいのかもしれません。


いろんな考えがありますけれど、


終了は寂しいし、悔しいです。



RIOさん、YUKINOさん、 MOMOKAさんの皆さんは、
新しいアイドルグループとして活動する事が決まっています。
グループ名も公募が終了しています。


着々と未来に向かって準備がすすんでいるようですね。


それにしても、彼女たちは、
もうすでに、新グループに特別なものを用意していました。



それは…


「物語」です。


アイドルに必要な条件のひとつ、
ファンが思いを馳せる物語があること。


もうこれ以上ない、
ドラマが始まっています。


あとは、


その物語を彩る楽曲を用意できるかどうか。


Twitterで、テクプリが
トベタ氏から離れることが分かりました。



これは否応無く、
「新しい音楽の世界」が始まります。

それだけで、

新しいファンを獲得するチャンスになります。



そして、


もう一つ大切なのは、


まず、
「テクプリのファンの方々の気持ちを引きつけ続けることができるか」


例えば、
インターネットを中心とした展開をする事。




これらの押さえるべき所をしっかりとふまえれば、


きっとテクプリとも違う、
新しいグループとしての明るく力強い未来がくると思います。


もちろん、


新グループが私の理想通りになる必要なんて全然ありません。



ただ、私は、
後追いですが、テクプリ時代は、


少し
インターネットの活用と、
動画関係の演出や、それらの活用がどうもうまく行っていないように思えました。


所属事務所であるモラドカンパニーの
YouTubeチャンネルの映像が、

少々、
全体的に撮影と編集が微妙な感じがしました。





少し、脱線します。


先日、職場のハロプロに詳しい同僚と話していて、

生で参加したアイドルライブ体験の感動や興奮を
(自分達が生業とはしているけれど)
それを撮影した映像でも、まだ越える事はできないと。


だからこそ、


「リアルのコンサートへの参加を促すような、
そういう活用が、今のところベストなのだろう」

…という事に話が着地しました。


それは「映像の敗北宣言」ではありません。


むしろ、


YouTube等に上がってるアイドルの公式の動画を
見る目が厳しいものになる事。

制作・演出技術もより高度なものになっていく。

もちろん、
高度というのは、派手さや複雑さではありません。


「ちゃんとアイドルの事を考えているか」


…という事です。


ここに映像のプロの出番があると思います。



話を戻します。


新グループとしての始動に注目することとは、


とても貴重な、「アイドルグループが動きだす瞬間に立ち会える」
という事を意味しています。


…というわけで、


新グループでは、

少なくともスタートは、がっつりと予算を立てて、
どーんと、存在を見せつけて欲しいです。

そして、

テクプリを知らなかった私のような人間を、
悔しがらせて欲しいと思います。



あの日、お台場で見た4人の涙。


あの涙は物語の、プロローグだった……。


次のページには、なんて書いてある?


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