2016年10月16日日曜日

【もやもやメモ】アイドルのダンスで気になること

アイドルのダンスを見ていて気になることがあります。
というか、「気になる時」と「気にならない時」がありまして、
それは「ダンス」と「ただの動き」の違い、のことでして。

それは、「変化する時」に起こるのですが、

振り自体に原因があるのか
表現者に原因があるのか
わからないというか、
両方のケースがあると思いますが。

例えば…

<例1>
アイドルでフォーメーション(全体の形)が
変わる時。

Aメロの最後の1小節(4拍)を使って
<形態X>から<形態Y>に
フォーメーションが変わるとします。

この変形(移動)に使う1小節の時の動きが、
「ダンスしている人」と「ただ動いている人」いて、
急に「ただ動いている人」が目立って見える時があります。

この移動の時間でも、音楽がはっきりとしたバスドラなどの
ビートがある場合は
気になることは少ないのですが、

パッド系のフワ〜っとしたら、
急にダンスじゃなくなる人がいて、
とたんに「ただの移動」になって目立つ人がいます。

私は、これが「面白いなぁ」と思います。

もちろん、
揃うべき所が、本当に揃う事を目指すことが
正解でしょうし、美しいし。
高度な技術があることの証明ですから、
できた方が良いと思いますけど。

アイドルはそういう部分も「可愛い」
と思えたりしますから。


<例2>
今度は、フォーメーションではなくて、
もっと個人的な動きについてです。

「こぶしをつきあげる」
「腕を振る」
「誰かを指差す」

こういう動きでも、
「ダンスする人」と、
「ただ動いている人」
がいて興味深いです。

ビートが鳴っていて、
複数人のグループの場合は、
動きがビートに合わせて止まるタイミングと
その時の角度が揃うと
揃っている感じが
見ていて分かりやすいと思うのですが、

本当に美しいと思うグループは、
そこが揃っているだけでなく

腕の動かし方などの軌道や、
手首の角度、指先などにも注意を払っていることが
「意識してみる」とわかりますね。

そういうメンバー同士で揃えるときも、
1人だけ「ただの動き」になっていると
揃わないので目立っていたりします。

それが、個人のダンスということで
見ていてもありまして、

Aの形からBの形になる
途中は、それが正しいのかな?と
思う時があります。

つまり、
Nちゃんがやるとダンスに見えるのに、
Xちゃんがやると音楽が感じられない
という場合です。

これは不思議だなあと。

ダンスをやっている人は、こういう場合を
どうやって乗り越えるのか
気になります。


例を2つ出しました。


「神は細部に宿る」というのか、
ドキュメンタリー番組でやっていた
コンビニのサンドイッチ工場で、
三角にカットしたサンドイッチを
袋に入れる直前に、
レタスなどをピンセットで直して袋詰するような

質の向上という意識で
突き詰めていくと、
そういうことまでケアしたくなる。
…みたいな。


ダンスって、フリ、動きと言っても
全身のすべてをつかう表現ですから、
目玉の動き、表情、ヘアスタイル、
さらに、観客を煽るタイミング、煽り方、
観客へのアイコンタクト(レス)による演出なども
含めた全部が渾然一体となって現れるものだと思います。

面白いし、ゴールがなく、
これぞアートの世界だなと思います。


常にダンスしていると思える好きなグループたち
↓↓↓




2016年10月11日火曜日

【もやもやメモ】アイドルになって何をやりたいのか

ツイッターでアイドルやアイドル情報をフォローする中で、
脱退やら、卒業やら、解散やらが多いことが
ツイッターTLの風景というか日常の情報になりつつあります。

それぞれの理由は、いろいろですから
私の思いはとくにありませんが

あるとすれば、
「みんなが希望した進路に就ければいいな」
という思いです。

芸能活動において「アイドル」は
ゴールではないという考えであるならば、

そのアイドルが頑張っている結果、
そのアイドル船はどこの港につくのかな?
って思うことがあります。


以前は、あまり考えていなかったというか、
思ってもいなかったのですが。

歌を歌いたければ、アイドルじゃなくてもできる。

演技をしたければアイドルじゃなくてもできる。

ダンスをしたければアイドルじゃなくてもできる。

ちやほやされたければ、アイドルじゃなくてもできる。

これらをまとめてできるのが「アイドル」だし、
その上で、その結果、芸能の道を歩まなくてもいい。

だってアイドルは「仕事」ですから。


ニュアンスはなんとも言えないのですが、

最近、なんでも「アート」だなと思うのです。

全身全霊で、限られた自分の人生の時間を使って、
何をやってもいい。

それを評価してもらう。褒められるかもしれないし、
けなされるかもしれない。

食べていけるかもしれないし、
食べられないかもしれない。


その上で、それでも、
「いまも「アイドル」でいたい」と思う理由ってなんだろうと。


「アイドル」って「アート」だなと。かっこいいなと。


青春時代の思い出つくりならその限りではないけれど、

そうじゃないなら、
自分の武器をちゃんと確認して、装備を整えて欲しい。
勉強を勉強と思わないで、
楽しんで研究をしてほしい。

何が、世間に引っかかってくれるかはわからないので、
武器をちゃんと世間に披露して欲しい。

AKBにしても、ももクロにしても、
事務所の戦略があって売れたというよりは、
メディアが面白がる「キャッチー」なものがあったことが
まずあったと思います。

それだけのキャッチーな企画を発想・実行できる事務所の体制がある
ということは、まぎれもなく事務所のチカラといえるけれど、
他と違うことをやらなければ勝てないという成功体験があるから、
事務所はそれをできる。そこが凄いところだなと。

何が言いたいのかというと、
「キレイなだけでは売れない」
「かっこいいだけでは売れない」
「ダンスがうまいだけではうれない」

ということです。
もちろん、日本で1番ならその限りではないですが。

ここが、「イスはひとつしかない」と
よく言われる部分でもあると思います。

でも、
「あなたのイスを置く場所を作れば良い」と私は思っていて。

それは可能だと思います。

その方法のひとつとして、
「他がやっていないことを探す」という当たり前のこと。
これしかないのかなって思います。

いや、「探す」というより、
「そういう人かどうか」ということなのかもしれないです。


ほとんどのアイドルは、ライブとリリイベが日常だと思う。
安室奈美恵さんだって、B'zだって、主な仕事はライブ。
文字面だけ見れば、アイドル達と同じ。


ならば、
常に替えの聞かない存在になることができれば、
アイドルだって、そのまま50代、60代につながって
活動できるかもしれない。


俳優を目指すなら、トレーニングや経験をして、
いまからだって俳優の仕事をした方がよいですし、


テレビは、その時に面白い人がピックアップされる機械だと思うので、
テレビに出ることを目標にするようなものでもないと思うので、

こうなりたいという「欲」をちょっと横に置いて、
「どうしたらみんなに楽しんでもらえるか」を考え続けたら
答えがでるかもしれない。



いや、わからない。



あ、アイドルには、
ファンの興味を追いかけないようにしてほしいです。
よく「付いてきてください」とアイドルは言いますが、
その言葉どおりにファンの先にいて欲しい。

2016年10月10日月曜日

【ぼんやりメモ】テレビの言葉のテロップフォローについて

テレビ番組などの映像を作りながら、
どのくらいテロップを入れるべきか、
いまだにうだうだと思ってしまいます。

思いつくままに、文字にしてみます。

もう言葉のフォローは、
無くてもいいんじゃないかな?って思う時があります。

バラエティ番組はテロップだらけです。
もともとキーワードやパンチラインを分かりやすく強調して
伝えるために演者の言葉を文字にして入れ始めたと思います。

テロップだらけになったのは私の思う理屈は、

面白い番組を作ろうとする時に、
面白いシーンばかりで繋いでいくわけですから、
ほぼすべての言葉が、パンチラインになりますから、
すべてを「テロップフォロー」したくなります。
当然といえば、当然ですね。

映像はすべてのカット(ショット)に意味がありますから、
意味がなければ繋げないものですので。

そして、同時に、
「ここに入れて、ここに入れないのはおかしい」
みたいにもなりますから。

結果、テロップだらけになります。

テロップのデザインや動きも演出の一部で、
すごく凝ったものも沢山ありますから、
テロップを入れたことで面白く「感じる」のは
大いにありますよね。

笑い声の効果音を足すのも似ているかも知れません。
効果音ですから、ジャンプした映像に、
「ピョン!」みたいな
効果音をつけることと同じですね。
音が合ったほうが笑える。

YouTubeで芸人さんのネタをまとめた映像がありまして、
ほぼ同じネタをテレビ録画したものの中で、
笑い声SEがあるものと、無いものが見られたりするのですが、
笑い声がある方が面白く感じるのを実感しました。
人間の生理として、そう感じてしまうんだと実感しました。

そうそう、

字幕放送は重要ですし、必要です。
音が聞き取りづらい人や日本語を学んでいる人だけでなく、
意図的に音声を小さくしている公共施設の待合スペースなど便利です。
どうやって作っているかなどは、フジテレビのサイトに
詳しく書かれています。

【字幕放送 - フジテレビ】
http://www.fujitv.co.jp/company/action/jimaku.html


テロップフォローの話
番組によっても、演出が違うので必要度は違いますよね。

ドラマや旅番組ではほとんど入りません。
つまり、バラエティ要素の度合いで
テロップフォローの量は変化するんですよね。

私の好きな番組「鉄道ひとり旅」。
私が見るときはいつもダーリンハニーの吉川さんなのですが、
ぜんぜん画面に文字が入りません。

それが映像に没頭できて、
見ている私は、これから何が起こるか、どこへゆくのか
思いもしません。ただ、一緒に見続けているだけです。

それが面白いのです。

【鉄道ひとり旅】
http://tetsudo-ch.com/program/708.html


BSなどの旅番組もテロップが入らないものが多いですよね。

編集作業的にも時間がかかる、
時間はコストになるから入れない(入れられない)という場合も
あると思いますが、

単純に、
テロップに視線が奪われると
肝心な画面の中身を見てもらえないという場合もありますね。
私としては、ここが、最大のジレンマなような気がします。


あと、母(66歳)のテレビライフを見ていると、
テロップを読んでない。表示速度にも追いついていない。

母「これ、ひょっとして、浅草のお店じゃない?」

私「さっきからサイドに書いてあるし」

母「ほんとだ」

ということです。


テレビって、
分かりやすく整理することが得意なメディアで、
サービスが行き届いて、それがどんどんアレもコレも
となって今の状況があるわけですけど。


いろんなパターンがあって、編集理論や哲学がありますから
個別の案件毎に考えるべきもので、結論がだせるものでもないと思います。


バラエティ系のものでも、テロップフォロー、
サイドも入れないでやるタイミングをはかっています。
(笑)


以上、ただの思いつきです。









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