2014年2月9日日曜日

アイドルのトークとテレビ対策について

アイドルのMCやトークを見たり聞いたりする中で、
ふと思いました。

「私(とここにいるファンの皆さん)は、楽しんでいるけれど、
アイドルファンでもなく、アイドルに興味のない私の友人が
もしもここにいたら、どのくらい楽しんでくれるのだろうか」と。


そして、最近、

4月からのもろもろで
会議等でアイデアを出しあったり、
探したりしている中で、


つくづく思うのは、

「何を言うのか」(話の内容・題材・テーマ)よりも


「誰が言っているのか」

の方が、人は引っ張られるよなぁ


…ということです。


【お前は誰だ 問題】

例えば、

あなたが偶然つけた番組に、
ただの<イチ映像屋の私>が出てきて、

「健康の為に、野菜を毎日、食べましょう」

…といきなり言ってきても。


「そんな事知ってるよ!」

…となるか、それ以前に、

「誰だよ、お前は!」

…となるのが正しい反応だと思います。



でも、


私が出ていても、

肩書に<医学博士>や<管理栄養士>などと
ついていたら、

「健康の為に〜」

…と言っても、



素直に「やはり、そうだよな、大切だよな」

…と受け取っていただけるのではないでしょうか?



もちろん、
テレビの場合は、テロップや、
画面の上、左右にサイドスーパーを入れたりして、

今、何の話をしているのかを説明しますし、
構成、演出がありますから、

「誰だよ、お前は!」とならないように、

聞く耳を持ってもらえるような工夫をしますが。


いや、それ以前に、

番組で扱う価値があるから、キャスティングされて
登場できるわけですが…。



それが、アイドルのトークにも言えるのではないでしょうか?


なので、

自身のメインのフィールドを
<地上波テレビ番組>と考えているアイドルの方は、


一度、冷静になって、


<自分のトーク>について、
<レベル、スキル>というものを意識した方がいいんじゃないかな?

「自分は無名」とまでは思わなくていいと思いますが、
「私を知らない人にも身近に感じてもらおう!」
という意識は、トークの中身にも影響するべきだと思うのです。


【地上波テレビが一番?】

私は、地上波テレビがアイドルが活動するメディアとして
ベストなものかどうかは分かりません。

生活の中のエンターテイメント・チャンネルの中の一つ
くらいにしか思ってませんが。

アイドルは、ライブで見るのが一番好きです。


ただ、まだまだ、地上波テレビは
世間の老若男女に届く力は大きく、
それゆえに、ギャラも多くなりますので、

大好きなアイドルの皆さんには、
地上波テレビで大活躍して、

「私は、前から魅力に気づいてましたよ」

…と思ったり、言ったりしたい気持ちもあるわけです。


【キャラクター問題】

きゃりーぱみゅぱみゅさんのように、
あらゆる面で圧倒的なキャラクターとして、
世間に認知されるところまでいける人は、
ほんの一握りですから、

地上波テレビに出る時は、
ファンとの間で認識されているグループ内の立ち位置や、
キャラクターは、まったく維持・尊重する必要はないと思います。

※そのキャラを求められて出演している場合は別です。


私の好きなアイドリング!!!の皆さんは、
このあたりの使い分け、やりくりが上手ですよね。
バランスがよいです。

いろいろな活動を通じて、
メンバー本人がわかっているのと同時に、
周りの大人達もちゃんとアドバイスをしていなければ、
こうはなりません。


【リアクション問題】

アイドルのとっさの言葉の面白さや、
リアクションの面白さは、

活かしてくれる相手や状況ありきなので、
それを期待してキャスティングされることは
ほぼ無いと思います。

制作スタッフの中に、
そのアイドルのリアクションが好きな人がいればありえますが。


【初めまして】

<初めましての人>は、視聴者だけではありません。

番組制作の中にもいますので、

まずは、その人達の期待にこたえて、
自分(アイドル本人)を好きになってもらいましょう。



【まとめ テレビ対策として】

というわけで、
アイドルの皆さんが、
主に地上波のテレビに出演するときのために。

(現在活動の中心である)
ライブ・イベントのMC、ネット番組等に出演するときには、

1、
ファンだから喜んでいるレベルの
ひとりよがりなトーク(MC)になっていないか。

2、
その場のニーズを掴んでいるか。
空気を読めていたのか。
どの話がウケたか。

3、
自分(アイドル本人)は、
どういうトークが無理をしないで、
長く(短く)上手に話せるのか。

4、
編集されている場合は、
どこが使われているか。
(構成上の流れ、自分の役割を理解)


…などを
ちゃんと分析した方が良いと思います。
後悔ではなく、反省、勉強ですね。



色々なチャンスを最大限に利用して、
さらに大きなチャンスに備えていただきたいと思います。

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